ユメウツツ@MimeiTagawa

あのとき


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     十字路のまんなかに、ぽつんと小石が転がっていた。
     ひょいとまたいだ僕の横で、彼女は言った。
     ほら、蹴らなかった。あなたはいつもそう。


 
     あのとき、と、いまも思う。


     もしもあのとき、小石をこつんと蹴っていたら。

 
  
  


百文字文学
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by mimei14 | 2009-04-19 13:00 | 夢写つ(小物語)