ユメウツツ@MimeiTagawa

<   2008年 11月 ( 9 )   > この月の画像一覧


d0146440_2315648.jpg


        あたたかく飯をくひしに、そのひまに、

              悲しみがいつか逃げてゆきたり。

                              土岐善磨

[PR]
by mimei14 | 2008-11-30 22:52 | 句写歌写(名句名歌)

朝湯


d0146440_22484554.jpg


       朝湯こんこんあふるるまんなかのわたくし



                            種田山頭火

[PR]
by mimei14 | 2008-11-29 22:50 | 句写歌写(名句名歌)

しんしん


d0146440_324516.jpg


            寒くなる秋をしん ~ しいん哉



                                  一茶

[PR]
by mimei14 | 2008-11-20 01:29 | 句写歌写(名句名歌)

深夜に深呼吸するやかん

d0146440_2591977.jpg



 こと子はいつもやかんに水を張っておく。八分目ほど。
 「もしも」に備えて。
 もしも水道管が破裂したら。
 もしも蛇口がひねくれたら。
 もしも水道水がアルコオルになったら。
 (それはそれでうれしいけれど)


 深夜。
 お湯を沸かしたくなる。

 八分目の水を一分ほど捨て、
 蛇口をひねり、水をつぎ足して九分目にする。
 じっと沈黙したまま出番を待っていたやかんの水に、
 新鮮な酸素を送り込むため。
 そうすると停滞していた水がにわかに活性化されて、
 元気になるような気がするのだ。


 新鮮な水を足すと、やかんはちょっと冷たくなる。
 ガス台に置くと、かすかなため息が聞こえてくる。
 銀色のからだを、ゆっくりと膨らませて、もとに戻る。
 

 やかんが深呼吸したのだった。

 
 ほうら、やっぱりね、と、
 息を吹き返したかのようなやかんに満足し、
 かちり、と、火をつける。
 と、
 傍らで見ていた慎が言った。

 なんか、残酷だね。

                       そうかもしれない。



 
[PR]
by mimei14 | 2008-11-19 02:00 | 夢写つ(小物語)

探す


d0146440_22365094.jpg

                 自分をなくしてしまって探して居る
              
                                      種田山頭火

[PR]
by mimei14 | 2008-11-14 23:43 | 句写歌写(名句名歌)

荷物


d0146440_22292326.jpg

                捨てきれない荷物のおもさまへうしろ
              
                                      種田山頭火

[PR]
by mimei14 | 2008-11-12 22:41 | 句写歌写(名句名歌)

まうへの月


d0146440_22235127.jpg

                ほつかり覚めてまうへの月を感じてゐる
              
                                      種田山頭火

[PR]
by mimei14 | 2008-11-09 01:53 | 句写歌写(名句名歌)

重い雲


d0146440_17481989.jpg


              重い雲しょって行く所がない

                              住宅顕信

[PR]
by mimei14 | 2008-11-06 17:49 | 句写歌写(名句名歌)

夜長


d0146440_2227820.jpg


            鯛の骨のどに立てたる夜長かな

                            小津安二郎

[PR]
by mimei14 | 2008-11-02 22:27 | 句写歌写(名句名歌)